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女子ツアーで発見した“13代目”ブラザーズ 青木瀬令奈も絶賛するのは2024年モデルの『XXIO』?

「富士通レディース」の会場で何やら新モデルのクラブが配られていた。ずばり『XXIO』の新作か? プロの感想を聞いてみた。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年10月12日 11時05分

青木瀬令奈が新しいクラブを手にテストを重ねていた
青木瀬令奈が新しいクラブを手にテストを重ねていた (撮影:上山敬太)

<富士通レディース 事前情報◇11日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6697ヤード・パー72>

プロツアーの練習場をのぞけば目を引く新ギアが目白押しだが、今週開催の「富士通レディース」の練習日では、ゴルフファンが注目する“あいつ”がひそかに配られていた。ご存じ『XXIO(ゼクシオ)』の後継モデルと見られるもの。2000年の発売から今回で13代目の新作と思われる24年モデルが、契約プロの手に渡っていた。

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詳細についてはまだ未発表のためメーカー側も多くを語らないが、詳細を伏せるという条件で印象や使用感をプロに聞いてみた。ゼクシオのアンバサダーを務める青木瀬令奈も早速新機種と見られる2本をテストし、「今週から使うと思います」と早速目を輝かせる。どうやら今回のモデルは2種類あるようだが、青木が試していたのはソール部に大きく『XXIO』の刻印があるものと、『エックス』の後継とおぼしきモデルの2機種。どんな変更が加わったのか、気になる点を青木が説明してくれた。

「色合いが落ち着いて、シックになって高級感が出ている感じもします」。R&Aと全米ゴルフ協会(USGA)から試合での使用が適合であることが発表されたばかりのこのニュードライバーだが、見た目にも前作から大きな変化がいくつかあるのが確かに見て取れる。

まずクラウン部分には翼をあしらった前作から搭乗している『ウィング』を確認。「前作の一つから二つに変わっていて、ダウンで空気抵抗が抑えられるのかな」。さらにはフェース面には気になる『BIFLEX FACE』の文字。青木が言うには、「スイートスポットを外しても大きなロスがない」と許容性のアップが図られている様子。フェース面がシルバーとブラックの2モデルが確認され、青木はブラック仕様が気になっているという。

青木が言うには、構えたときの座りの良さやかっこよさもスイッチの要因らしい。この座りという面で言えば、同じように新モデルをテストしていた小祝さくらは直ドラで試すなど、打ちやすさも兼ね備えているといってよさそう。青木がいうには「この安心感が大事」と、一発の飛びにもまして、安心が生み出すコンスタントな飛びが魅力となりそうだ。

また、打感や音も青木好みの変化を遂げている。青木は『エックス』を使ってきたが、「いままでは反発するような」やや高音だったインパクト音だったものに比べ、“くっつき感”があることもあって、“落ち着いた”音に変わっている。見た目、音、感触すべてが進化を遂げており、そこから生まれる安定が売りの一つになっているのは間違いなさそうだ。

加えて「数字を見ても飛距離が伸びているし、風にも強いというのを感じました。5ヤードくらいキャリーも出ていました」と一つのモデルについての印象を語り、最後の微調整を施して本戦を迎えるという。また青木はフェアウェイウッドも新モデルを入れる予定。こちらも飛距離が出る傾向にあり、距離も長い今週のコースには向いていると判断した。

富士通レディースは13日の金曜日に開幕。果たして契約プロのバッグの中身に変化はあるのか。ギアの面でも今大会は注目を集めそうだ。

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