<NEC軽井沢72ゴルフ 初日◇14日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6590ヤード・パー72>
大会を主催するNECグループに所属する安田祐香が、ボギーなしの11バーディで回り、トーナメントコースレコードに並ぶ「61」をマーク。2位に2打差をつける11アンダーの単独首位で滑り出した。
「すごくうれしいですし、プロになってからも5アンダーがベストだったので更新できてよかったです」と、2023年大会第2ラウンドの「67」を大きく更新する、ツアー自己ベストスコアに笑顔を見せた。
要因として挙げたのが、「1打1打に集中」できたこと。後半10番では4メートルのパーパットを残すなど、ピンチの場面もあったが、「リカバリーもできて、ショットもいい感じで、パターも入ったので、そこに繋がった」と振り返る。
前日のプロアマ戦では、右に行くショットを課題に挙げていた。「スイングが気持ち悪くて、(スイングに)集中してしまっていたので、トラックマンで距離合わせの練習をして、その距離に打つというのをやった」。プレー後の練習でコーチの大西翔太氏と調整し、不安を軽減。多少の気持ち悪さを残しつつも「きょうは縦距離が合ったかなと思います。しっかり振り切れているショットが多かった」と成果につなげた。
この日の自己評価を問われると「99点」と回答。「100点はなかなか出ないですけど、近いようなプレーがたくさんできてよかったです」。自身が求める完璧なゴルフは、そう簡単にできるものではない。それでも、高得点をつけられるプレーだったことは間違いない。
好スコアをマークしたが、その裏にはホステスプロとして「いつも以上に少しプレッシャーはあった」というのが本音だ。「年に1回しかないですし、関係者の方も来られているので、いいプレーをしたい」という思いを抱えるなかで、ビッグスコアをマークできたのは大きい。「すごく喜んでもらえると思う。でも、あしたは切り替えて集中したい」と気を引き締めることも忘れない。
年に1度、所属先が主催する大事な大会だが、「あまり気持ちは変わらない」と普段通り。常に求める結果や意識は同じだ。「でも、優勝して恩返しをしたい」と、勝ちたい一戦という特別な思いはもちろん持っている。
ツアー通算3勝目を、自身初となるホステスVで――。目標へ向け、大きな一歩を踏み出した。(文・高木彩音)
