＜ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目◇9日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース（茨城県）◇6665ヤード・パー72＞
ツアー未勝利の29歳・金澤志奈が、地元の茨城県で行われている今季メジャー初戦で上位争いを繰り広げている。5位タイで迎えた2日目は、4バーディ・2ボギーの「70」をマークし、トータル5アンダーでホールアウトした。
好調の要因はパターだ。今週はグリーンスピードが14フィートと速く、「今週はとにかくタッチを合わせようと思って練習した」とグリーン上を強く警戒してきた。初日は「セカンドショットが良くて、近くに何個もついてくれた」ことで6バーディを奪うことができたが、ロングパットの距離感に苦しみ、3つのボギーを喫したことが心残りだった。
そこで、初日のラウンド後に「タッチを合わせられるように、ロングパットの練習を多めに行いました」とパッティングを中心に練習。「きょうはタッチが合っていました」と語るように、5メートル前後のパーパットを2回決めるなど、その成果を発揮した。
午後組の結果次第ではあるが、トップ3で決勝ラウンドに進めば、昨年5月の「リゾートトラストレディス」（首位タイで予選通過）以来となる。「一番この試合が…。このサロンパスで優勝したい気持ちがすごく強いので、あしたも頑張りたい」と意気込みを示した。
ツアー初優勝がかかる地元での週末。「とにかく自分のプレーに徹して、1つでも多く伸ばしたい。たくさんの人が応援に来てくれているので、一緒に頑張りたいです」。地元ファンに加え、家族や友人なども応援にかけつけている。この声援を力に変えて、優勝争いを展開したい。（文・高木彩音）
