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日本ツアーがいよいよ開幕 年間女王候補の小祝さくらは「まだ半年くらい休みたかった」も準備は万全

2021年大会覇者の小祝さくらが開幕戦への意気込みを語った。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2025年3月5日 07時30分

小祝さくらが開幕戦への意気込みを語った
小祝さくらが開幕戦への意気込みを語った (撮影:米山聡明)

<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇4日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>

2025年のシーズン開幕を前に小祝さくらは嘆き節だった。「あっという間でした。まだ半年くらい休みがほしい感じです。オフはやりたいことが全然できなかった」。ゆるふわな“小祝ワールド”は今年も健在。開幕戦を制した2021年も確かそんなことを言っていた。

【女子プロ写真】うるわしい…小祝さくらの振り袖姿

1月はハワイで3週間、2月は宮崎と沖縄で合宿を行った。準備は万全。だが、ボヤきはまだ続く。「1、2月はお仕事も多く、一瞬にして、この開幕が来てしまった感じです。もう少し時間があったら、韓国とか海外に旅行したり、好きなことをやりたかったですね」。

昨季は2勝を挙げ、メルセデス・ランキング(MR)4位、賞金ランクはキャリアハイの2位となった。年間女王となった竹田麗央らMR5位までのうち、2位の山下美夢有、3位の岩井明愛、5位の岩井千怜が今季から米国女子ツアーを主戦場とする2025年の新シーズン。小祝には“飛車角金銀落ち”の状態ともいえる日本ツアーの屋台骨を支える大黒柱としての活躍が期待されるが、当然ながら「特に何も考えていません。自信もない」と笑った。

ただ、期するものはある。内に秘めた負けん気の強さは誰もが知っている。「自分のベストを尽くしたら、(年間女王は)ついてくる。まずは1勝を目指して、そこから複数回優勝を目指していけたら」。プロ2年目の19年に初優勝を果たし、そこから毎年1勝以上を挙げ、ツアー通算11勝。21年のダイキンは最終日に2打差を逆転した。

開幕戦の舞台となる琉球GCは高麗グリーンが特徴だが、意外と厄介なのは、ティフトン芝が混じったラフやグリーン周り。「今年はティフトンが増えている感じがする。毎ホールごとに増えているみたいで、そこに入ったときは難しい。しっかり練習しました」。この日はインの9ホールを回って、しっかりチェック。ボヤきながらも、やるべきことはしっかりやって抜かりはない。

予選ラウンドはスポット参戦の岩井姉妹と同組。仲良しのツインズを相手に、プロ9年目での初の女王戴冠に向けてのスタートを切る。(文・臼杵孝志)

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