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初優勝以降、予選落ちなし 永峰咲希に生まれた気持ちの変化

初優勝以降、予選落ちなし 永峰咲希に生まれた気持ちの変化

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年6月9日 19時08分

永峰咲希は初優勝がさらなる成長のきっかけとなった
永峰咲希は初優勝がさらなる成長のきっかけとなった (撮影:米山聡明)
宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 3日目◇9日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード・パー72)>

2アンダー・54位タイとカットラインギリギリで「宮里藍 サントリーレディス」の予選突破を果たした永峰咲希は、「フジサンケイレディス」で初優勝を挙げて以降、予選落ちがない。元々安定したゴルフが持ち味で予選落ちが多いほうではないが、今週、そして「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の2試合はカットラインギリギリの決勝進出。崖っぷちで踏ん張ることができているのは成長の証。

【関連写真】永峰咲希 初優勝時は葭葉ルミらと抱き合って大喜び

今大会の2日目もそうだった。午前中から降り出した雨は、視界をさえぎった。「一日薄暗くてラインが読みきれなかった。ショットは悪くないのですが、パターが入らなくて…」。上がり3ホールを迎えてカットラインギリギリ。予選突破を考えれば1つも落とせない。そんな状況でも「攻める姿勢を崩したくない」と守りに入らずピンを狙った。結果バーディは奪えなかったが、「3つ全てでチャンスにつけられて。決められなかったけど、きわどいパーは無かったのは良かったと思う」と納得のパー3つだった。

こういった考えに至れるようになったのは、初優勝したことが大きい。「いい意味で開き直れていて、攻めて落ちたら仕方が無いと思ってできています。(踏ん張れているのは)攻め切れているからこそ、というのもあると思います。気持ちに余裕が出てくるようになった。これも成長なのかな」。これまでは、賞金シードを意識しながらの戦い。それだけに賞金が入らないという状態を避けるために守りに入っていたが、強みであるアグレッシブさをしっかり出せるようになった。

ゴルフに対する取り組み方にも変化が。「練習からケアまで前よりもきっちりやるようになりました。しっかりやっていたつもりでしたが、今考えればなぁなぁになっていた部分があったと思います。目指していたものが変わったからだと思います。前はシードを獲りたい、勝ちたいということに向かってやっていましたが、今はその先も出てきていますね。もっとショットが上手くなりたい、とかも」。欲求の変化が、日ごろの研鑽にも良い影響を与えている。

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