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志田未来似の高校3年生・安田祐香 史上6人目のアマVに向け2打差で最終日へ

志田未来似の高校3年生・安田祐香 史上6人目のアマVに向け2打差で最終日へ

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年6月9日 17時35分

安田祐香が史上6人目のアマVに向け好位置についた
安田祐香が史上6人目のアマVに向け好位置についた (撮影:佐々木啓)
宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 3日目◇9日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード・パー72)>

予選ラウンドを同組で回った新垣比菜が、「さすがでした」と評したアマチュアがムービングデーでも魅せた。「宮里藍 サントリーレディス」3日目、高校3年生の安田祐香が4バーディ・1ボギーの「69」とスコアを3つ伸ばし、首位と2打差のトータル12アンダー・3位タイに浮上した。

【関連写真】「志田未来似」と言われる安田祐香…似てる?

出だしの1番パー5で流れを掴んだ。「真っ直ぐ行かそう」と狙いすぎたティショットは、「ミスショットでした」とかなり当たりが薄く、フェアウェイにこそ行ったものの距離を残した。さらにレイアップしての3打目はグリーン奥へ。だが、そこから「寄せる感じで」と打った8ヤードのアプローチがそのままカップイン。ミスを帳消しにするチップインバーディを決めると、その後は不運もあったが、18番では7mを沈めてバーディ締め。2016年の「日本女子オープン」を勝った畑岡奈紗以来、史上6人目となるアマチュア優勝に手が届く位置で最終日へとつないだ。

「3日間大きなミスがないし、ボギーも少ない」と胸を張れる54ホールにつながっているのが地の利。実は兵庫出身の安田は小学校3年生のときに神戸の坂田塾に入塾すると、高校に入るまで月2〜3回のペースで六甲国際ゴルフ倶楽部をラウンドしていたという。「そのときは難しくてアンダーがでたら上出来だと思っていました。だから今このスコアが出てびっくりしています」。コースを知っているというベースに、高校での2年間の成長が上積みされた結果、プロのトーナメントで優勝争いを演じるまでになった。

最終日に向けて「明日もこのプレーをしたら、いい位置で争えると思います。今の実力でどこまでいけるか試せる機会なので楽しみです」と大人びた発言をする一方で、「ギャラリーの方々の歓声は嬉しいです。拍手とかあったら頑張ろう、と思います。でも、ガッツポーズは余裕が無くてできないですね」とあどけない表情も見せる17歳。「志田未来さんに似ているって言われます」と話す高校生が、偉業に向けて最終日の前からチャージをかける。(文・秋田義和)

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