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【辻にぃ見聞】進化を遂げたフェービー・ヤオと、期待が膨らんだ比嘉真美子

【辻にぃ見聞】進化を遂げたフェービー・ヤオと、期待が膨らんだ比嘉真美子

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2018年3月28日 07時03分

昨年とは大きく変わったスイングでレベルアップしたフェービー・ヤオ
昨年とは大きく変わったスイングでレベルアップしたフェービー・ヤオ (撮影:村上航)
会場となった宮崎県出身の三浦桃香を筆頭に、勝みなみ新垣比菜ら黄金世代の活躍が話題を集めた「アクサレディス」。だが、第2ラウンド終了時点でトップ10に入った14人中、5人もの黄金世代が顔をそろえたものの、最終日にはスコアを落とす選手が続出。そして54ホールを終えてトップに躍り出たのは、フェービー・ヤオ(台湾)と比嘉真美子の2人。3ホールに渡るプレーオフを制したヤオが、4年ぶりのツアー2勝目を挙げた。目まぐるしく変化した3日間を、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が掘り下げる。

プレーオフ終了後、抱擁する比嘉とフェービー…アクサレディスライブフォト

■“攻める若手”の伸ばしあいが目立った予選ラウンドだが…

第一ラウンドでは「68」以下を記録した選手が17名もいるなど、混戦状態に。2日目を終えても三浦桃香がトータル10アンダー単独首位、そして勝みなみ新垣比菜、小倉ひまわりらルーキー勢が上位に位置していた。

「もともとスコアの出るコースに加え、開幕前の降雨でグリーンが柔らかくなり、バーディ合戦となった。3日目まである程度のグリーンの柔らかさがありましたね。攻めるショットが打てるから、"飛距離を出して短いクラブでピンの根元に"というスタイルの選手が上位に目立ったのではないでしょうか。若い選手は、かけひきなしの攻めのゴルフをする。加えていまの若手選手たちは、球をしっかり遠くに飛ばす技術を持っていますから」(辻村)

ルーキーたちが予選ラウンドに上位を賑わせたのは、そんな背景があったが、最終日は次々オーバーパーを叩いていった。サンデーバックナインまで優勝争いに踏みとどまっていた三浦も、16番のボギーをキッカケに、上がり3ホールで4ストローク落として脱落した。

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