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申ジエが貫録の今季初V 最難関で魅せた最高のパーセーブ

申ジエが貫録の今季初V 最難関で魅せた最高のパーセーブ

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2017年8月27日 17時08分

ジエ、16番パーセーブでガッツポーズ!ここで勝利を引き寄せた
ジエ、16番パーセーブでガッツポーズ!ここで勝利を引き寄せた (撮影:岩本芳弘)
<ニトリレディス 最終日◇27日◇小樽カントリー倶楽部(6,548ヤード・パー72)>

2位につけていた全美貞(韓国)が8番でダブルパーを叩き優勝戦線から脱落するなど波乱の展開となった「ニトリレディス」。首位から出た申ジエ(韓国)も5打差つけていた3位のベイブ・リュウ(台湾)に追いつかれたが上がり3ホールで振り切り、嬉しい今季初勝利を挙げた。

ジエ、18番バーディ締めで歓喜のバンザイ!

3日目にトーナメントコースレコードを叩きだしたベイブは、勢いそのままに元世界一位を追いつめた。「風のジャッジが上手くできなかった」と前半2つ落としたジエを尻目に、ベイブはイーブンパーでハーフターン。さらに後半12番でジエがボギーを叩く中、ベイブは13番、14番と連続バーディ。ついにトータル9アンダーで並んだ。

首位で並んで迎えた小樽の最難関16番。パー4ながら447ヤードと距離が長くベイブは2打目でレイアップを選択。だが、ジエは残り220ヤードから「池がグリーン手前にあったけど、ここが勝負だと思って。でもさすがにピンは狙えないから左のバンカーを狙おうと。平らなのでラフからよりも寄せやすい」とスプーンで勝負に出た。だが、ボールはバンカー手前のラフでストップ。「難しいと思った」と試練は続く。

だが、そこは日米合わせて23勝を挙げている猛者。一枚上手だった。ボールはラフだが左足はバンカーに入るライ。さらにグリーンはピンに向かって下っており、齋藤優希キャディの言葉を借りれば「激ムズ」の状況。だがジエは冷静だった。

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