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コーチの“嫌な予感”で上りのパットが改善!成田美寿々が地元で首位ターン

コーチの“嫌な予感”で上りのパットが改善!成田美寿々が地元で首位ターン

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2017年6月23日 20時32分

地元の大声援を受け、成田美寿々が単独首位でムービングデーへ
地元の大声援を受け、成田美寿々が単独首位でムービングデーへ (撮影:佐々木啓)
アース・モンダミンカップ 2日目◇23日◇カメリアヒルズカントリークラブ(6,545ヤード・パー72)>

例年同様バーディ合戦の様相を呈している「アース・モンダミンカップ」。2日目も多くの選手がスコアを伸ばしたが、中でも三ヶ島かなと共に今日のベストスコア“65”を出した成田美寿々がトータル11アンダーで単独首位に浮上した。

勝負カラーは情熱の赤!振り袖もバシッと決めました!

INから出た成田は、10番で5mを沈めてバーディ発進を決めると14番では残り45ヤードから60度のウェッジで直接決めてイーグル奪取。さらに17番でも残り110ヤードからの2打目で直接ピンに当たるショットを披露。「あれが決まってたら逆にまずかったですね。帰り道に気をつけなきゃいけない(笑)」と余裕を見せながら楽々バーディ。その後も3つのバーディを重ねてホールアウト。スコアを7つ伸ばし、2位に1打差をつけて頭1つ抜け出した。

「今大会はシーズンの中でも特に勝ちたい試合の1つ」と成田。その為、開幕前からパッティングコーチを務める南秀樹氏に帯同をお願いしていた。その南氏によるアドバイスが、今日のラウンドに大いに奏功した。

「初日見ていて下りのパットが本当に上手くなったな、と。ただ、一方で上りの打ち方に嫌な予感を感じました。テークバックが小さくなって、手で打って届かせようとしているように見えたんです。それはいずれ下りのパットにも悪い影響を及ぼすだろうと。なのでラウンド後に、とにかく上りを練習しました(南氏)」

手で打つことを改善するために指導したのは、「手先ではなくクラブの重みと体で“ゆっくり”打つ」こと。体を大きく使うパッティングスタイルに修整。また、下りのパットはいじらずそのままに。上りと下りで打ち分けることで、上りのパットが良くするのはもちろん、良い状態にある下りのパットに悪影響を及ぼさないようにした。

結果、成田も「ラウンド後にいつも以上に球を転がして練習したことで、体で打てるようになった。おかげで渋いパットを決められた」と単独首位浮上の要因に挙げた。

成田にとって、今大会は勝ちたい要素が詰まっている重要な一戦。地元・千葉開催、高額賞金、社長をはじめとしたアース製薬の方のやさしさ。そして、お世話になっている茂木宏美の所属先の大会。明日もグリーン上でスコアを作り、好位置で最終日を迎えたい。

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