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「全体的には何も良くない」 渋野日向子は“逆襲”へ2つのキーワード

渋野日向子は苦しい初日。2日目の巻き返しのカギはフェアウェイキープを挙げる。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2024年8月3日 08時00分

渋野日向子は苦しいスタートとなった
渋野日向子は苦しいスタートとなった (撮影:米山聡明)

<北海道meijiカップ 初日◇2日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6568ヤード・パー72>

最終18番を劇的なショット・イン・イーグルで締めくくりファンを沸かせた渋野日向子だったが、初日は終始、苦しい時間を過ごした。そこまでバーディなしの5ボギーで、「75」は83位タイ発進。カットラインに3打のビハインドを負い、2日目は巻き返しが求められる。

イーグル締めでしぶこに笑顔【写真】

スタートからティショットの精彩を欠いた。出だしは3ホール連続でラフにつかまり、寄せワンでしのぎ続ける滑り出し。4メートルのチャンスにつけた4番では読み通りにパットのラインが曲がらず、思わず腰を手に当てた。左に曲げたトラブルから5番をボギーとすると、そこからチャンスにつけることができず。重い雰囲気とともに後半へと向かった。

11番で落とすと、14番からはアプローチで1メートルほどに寄せたパットが「全部打ち切れていなかった」と決め切れずに3連続ボギー。17番を終えて5オーバーに沈んでいた。最後のイーグルでやっと顔をほころばせるも、「全体的には何も良くないかな」と厳しい評価だった。

フェアウェイキープ率は43%(6/14)。狙いどころの幅が狭く、わずか数ヤードの差でラフにつかまってしまうという場面も少なくなかったが、「外すところが良くないほう」と振り返る。「グリーンを狙いやすいほうに外せればよかった。真逆だった。アプローチもなかなか寄らなかったり、コントロールはできていなかった」。50%だったパーオン率を上げてチャンスを増やしていくためには、やはり、1打目から流れを作り出したい。

「頑張らないと。フェアウェイキープができれば、もう少しグリーンを狙うショットを難しく打たなくて済む。あとは気持ちです」

逆襲に挙げた2つのキーワードはフェアウェイキープと気持ち。イーグル締めの勢いに乗って、ボーダーラインを追いかける。(文・笠井あかり)

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