予選落ちのアン・シネ、嵐のような2週間に「生涯一幸せな14日間の1つ」 次戦は春の大一番

＜ほけんの窓口レディース 2日目◇13日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6,308ヤード・パー72)＞

初日から多くのギャラリーを引き連れ、茨城に続き福岡でも“セクシー・クイーン”フィーバーを巻き起こしたアン・シネ（韓国）。だが、スコアの方は振るわずトータル13オーバーの101位タイで予選落ちとなった。

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今日はパンツスタイルでコースに登場したシネ。これには理由があった。「今日はスカートで行こうと思っていたのですが朝起きたら寒かったのでパンツにしました」。だが、2ホールを消化した時点で「すごく暑い」と感じ、ハーフターンで早着替え。元々着る予定だったという“らしさ”前回の白いウェアに水色のミニスカでファンを魅了した。

打球が木に引っ掛かり打ち直しとなるなど、散々な一日でも笑顔は絶えなかった。「バンカーに入れてもラフに入れても“シネちゃん頑張って”と言ってくれる。私には笑顔でプレーすることしかできませんから」。声援はシネを前に向かせた。「もしかしたら応援のおかげで力が入り過ぎてグリーンをオーバーし続けてしまったのかもしれませんね（笑）」と冗談めかして笑う。

先週の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で日本初参戦からあっと言う間の2週間。「こんなに応援してもらえて。生涯一幸せな14日間の1つとなりました。涙が出そうです」。これで一旦は韓国に帰国し、次戦は春の大一番・6月の「アース・モンダミンカップ」。「先輩たちからもアドバイスをもらったので、また1から勉強して頑張ります。アリガトウゴザイマス」。日本列島にセクシー旋風を巻き起こした26歳は、さわやかにコースを後にした。