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夕練で磨いた“根拠のある自信” 20歳が努力の果てにつかんだ初V【2025年“この1シーン”】

白熱のシーズンが終わった国内女子ツアー。今季全36試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年12月16日 12時28分

ツアー初優勝を挙げた高野愛姫
ツアー初優勝を挙げた高野愛姫 (撮影:上山敬太)

白熱のシーズンが終わった国内女子ツアー。今季全36試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。

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■ヨネックスレディス(6月6~8日、新潟県・ヨネックスカントリークラブ、優勝:高野愛姫)

4打差6位から出たプロ2年目・20歳(当時)の高野愛姫(たかの・あいひ)が、最終日に9バーディ・1ボギー「64」の猛チャージ。トータル15アンダーまで伸ばし、後続に4打差をつけて初優勝を飾った。

これまでの自己ベストは11位。「トップ10入り」を目標にスタートした最終日だったが、序盤から1.5メートル、3メートル、2メートルのチャンスを次々に沈め、あっという間に優勝争いへ。8番で6〜7メートルを流し込むと、11番まで4連続バーディ。一気に単独首位へ立ち、そのまま突き抜けた。

「今までで一番パットが入りました」。この日だけで長短9つのバーディパットが決まり、本人も驚く“別人級”の出来。その裏には、地道に積み上げてきた練習量があった。

今季はQT23位でレギュラーツアーに参戦。開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」では首位タイで予選を通過したものの、人生初の最終組で迎えた3日目に「78」。「(当時は)自信が持てず、最終組にいるべき人間ではないと思いながらプレーをしていました」。そこで痛感したのは、技術だけでは補えない“根拠のある自信”だった。

「プロになっていつかは自信がつくかなと思っていましたが、なかなか持てなくて…。少しでも『これをやってきたから』と思えるものを作らないといけなかった」。苦手と言うトレーニングにも手を伸ばし、練習量も朝から夕方まで増加。特に1カ月半前からは、パッティング練習に毎日60~90分を費やした。

やると決めたことを続ける強さは、高校・大学で培われた。埼玉栄では全国3位・団体優勝に貢献し、日大では「朝練1時間20分」の走り込みでメンタルを鍛えた。「あのきついトレーニングをやったから大丈夫、と思えるようになりました」。合格率3%のプロテストを突破した原動力は、まさにこの“メンタル”だった。

次の目標は明確だ。「毎週トップ10に入れるような選手になって、国内メジャーで勝ちたい。究極の目標は、1シーズンで常に3、4勝できる選手」。大学時代の“朝練”で折れない心をつくり、今季の“夕練”で自信を育てた20歳。その努力を裏付けにしてつかんだ初優勝は、まだ序章にすぎない。

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