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“クセ強グリーン”に最も「寄りそえる」のは誰だ? 本命は好相性誇る米国帰りの2人【大西翔太の大展望】

“クセ強グリーン”に最も「寄りそえる」のは誰だ? 本命は好相性誇る米国帰りの2人【大西翔太の大展望】

配信日時:2022年11月24日 08時00分

開幕前日も、多くの選手が練習グリーンで転がりを確認することに時間を割いた。人によっては2時間、3時間というのも当たり前、という光景もその難しさを物語っている。これに加え事前のコースセッティング発表によると、昨年より硬さも増してくるという。ティフトン芝も生え、それがアプローチを困難にするグリーン周りも含め、やはり小技が勝負を左右することになりそうだ。

■ともに優勝争いを繰り広げ続けている2人が本命か

それを踏まえ大西氏が、上位争いをけん引しそうな選手として挙げたのが古江だった。過去3年間の出場で2位タイ、2位、3位タイと相性はバツグン。「目指すところは優勝。ここ数年、惜しいところで終わっているという悔しさもある」と、本人の意気込みも強い。大西氏は「コンスタントに成績をおさめ、ここでのスコアの持っていき方も知っている。自分のスタイルを確立していますよね」と優勝候補の筆頭として米国1勝の22歳の名前を口にした。

さらに、古江と同じく米国から帰国直後の渋野日向子にも期待を寄せる。やはり2019年に2位タイ、20年は3位タイと得意にしているコースだ。昨年は米ツアー予選会(Qシリーズ)受験準備のため回避したが、再び優勝争いを繰り広げても不思議はないとみている。

このほか、国内ツアー勢から「ショットもパットも思ったところに打てているし、フェアウェイが硬くなるので飛ばない選手でもチャンスがある」と、ここ最近調子を上げている永井花奈もおもしろい存在と考える。さらに「コースを熟知しているし、いいショット、パットを打っています」という菊地絵理香にも感じるものがあるという。

泣いても笑っても残り1試合。「みんなこの試合に出るために1年を過ごしています。出場人数も少なく誰にでも勝つチャンスがあるともいえる試合。初日からすべてを出し切って欲しいですね」と、白熱のバトルを期待する。

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