一緒に達成することはできなかったけど、カップを持っている姿を届けたかった。「4月のフジサンケイでもホールインワンを一緒に達成してこれからっていうときに、そういうことがあった。どうしても彼のためにも優勝したいと思っていたので、それを見せることができてよかった」。優勝スピーチでそう言うと感極まった。
金田の優勝は11年189日ぶりで史上最長、そして藤田は11年35日ぶりで金田に次ぐ二番目。ブランクは空けば空くほど難しくなるもの。そんな二人の背中を押したピヨさんも、きっと今ごろうれし泣きをしているに違いない。(文・秋田義和)