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「たくさんの応援があったから強くなれた」 涙の女王戴冠、山下美夢有は海外挑戦も見据える

「たくさんの応援があったから強くなれた」 涙の女王戴冠、山下美夢有は海外挑戦も見据える

配信日時:2022年11月13日 15時17分

喜びとともに涙も見せた山下美夢有
喜びとともに涙も見せた山下美夢有 (撮影:福田文平)
伊藤園レディス 最終日◇13日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>

3メートルのパーパットを沈めて、右手でガッツポーズ。2打差の2位から出た山下美夢有が「71」で回り、逆転での今季4勝目を挙げた。今季2試合を残しながらメルセデス・ランキング1位が確定。21歳103日で史上最年少の“年間女王”誕生となった。

誇らしげに優勝トロフィーを掲げる山下美夢有【写真】

最終日は風が強く、難しいコンディション。首位と2打差の2位から出た山下は、「風が強かったのでまずはしっかりフェアウェイをキープして、セカンドを打とうと思っていた」と伸ばすことよりも落とさないことを心がけてプレーをし、序盤から14番までパーを並べる。

15番のパー5では62ヤードの3打目をピタリとつけてこの日初バーディを奪うと、首位の上田桃子、岸部桃子をとらえる。上田は16番でダブルボギー、岸部は17番でボギーと後退し、「めちゃくちゃ緊張していました」と単独首位で18番パー4を迎えた。

ティショットを右のファーストカットに置くと、グリーンのすぐ左に池があり、ピンは左端に切られてプレッシャーがかかるなか、「右にプッシュアウトしてしまった」と20メートルのバーディパットが残る。「今日はショートすることが多かった」というパットだが、ファーストパットは3メートルショート。ウィニングパットは開き直って“壁ドン”でど真ん中から沈めた。

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