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“女王戴冠王手”の山下美夢有が単独首位発進 ライバルも上位にひしめく混戦に「あすからもしっかり」

“女王戴冠王手”の山下美夢有が単独首位発進 ライバルも上位にひしめく混戦に「あすからもしっかり」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年11月11日 17時02分

さすがの強さ! 山下美夢有が女王戴冠へ最高のスタートを切った
さすがの強さ! 山下美夢有が女王戴冠へ最高のスタートを切った (撮影:福田文平)
伊藤園レディス 初日◇11日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>

今週優勝すると、他の選手の結果次第では2022年シーズンの年間女王に輝く可能性がある山下美夢有が、6アンダーをマークし単独トップに立った。耐える場面もあった一日だが、終わってみればボギーフリーのラウンドに。メルセデス・ランキング(MR)1位の実力を、千葉のギャラリーの前で見せつけた。

女王最有力! 山下美夢有のドライバースイング【動画】

「ショットのブレがあった」と前半を振り返る。スタートホールの1番から、2メートルと微妙な距離で「難しい(スライス)ライン」のパーパットを残す立ち上がりになった。しかしこれをしのぐと、4番、5番でともに2メートルを沈める連続バーディ。ところが、そこからも順調とはいかない。

「パーオンしないホールでも、アプローチで寄せてパーを拾えたのが大きかった」。振り返るのは9番パー4だ。残り162ヤードからの6番アイアンの2打目は左に曲がり、ピンまで20ヤードほどが残るグリーン奥にこぼれた。それでも、この下りに打つアプローチを58度のウェッジで寄せきってパーセーブ。すると11番で30センチに寄せて奪ったものなど、後半の4バーディにつながっていった。

スイングのリズムが早くなることで生じた「ブレ」も、ラウンド中に修正。「最近は合わせるパットが多かった。今週はしっかり打つようにしています」と、グリーンでのアグレッシブさも取り戻しての快ラウンドだった。「かわいいです(笑)。2個下ですけど、話しやすくてかわいらしくて」と話す同組の19歳ルーキー・川崎春花を“癒しの存在”にしながら、スコアを伸ばしていった。

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