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「おめでとうございます」 2位惜敗の19歳・川崎春花は11年ぶりVの金田久美子を祝福

「おめでとうございます」 2位惜敗の19歳・川崎春花は11年ぶりVの金田久美子を祝福

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年10月30日 17時17分

ハグで健闘を称えあった川崎春花(左)と金田久美子
ハグで健闘を称えあった川崎春花(左)と金田久美子 (撮影:米山聡明)
樋口久子 三菱電機レディス 最終日◇30日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72>

2週連続優勝を目指した19歳ルーキーの川崎春花だったが、優勝した金田久美子に2打及ばず、トータル7アンダーの2位に終わった。

並んで歩くハルチャンとキンクミ【写真】

「最後まで優勝争いができてよかった」。諦めないプレーは最後まで続いた。2打差の最終18番パー5では果敢に2オンを狙い成功させると、15メートルのイーグルパットも狙いにいった。「金田さんもバーディを入れてくる」という計算もあったが、今できる最善に挑んだ。

出だしの1番から3パットのボギーを叩いたが、最後は1つ伸ばしてのフィニッシュ。「悔しい」という思いはもちろんあるが、それ以上に「金田さんがずっといいプレーをしていた」と同じ最終日最終組で回った14歳年上の先輩の気迫に拍手を送った。「悔しさよりも、おめでとうございますが強い」。こみ上げるものをこらえながら、祝福の言葉をおくった。

今年9月のメジャー大会「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でツアー初勝利を挙げると、先週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」ですぐに2勝目をつかんだ。かたや11年ぶり優勝を目指す金田とのし烈な争いで、大会を盛り上げた。「プレッシャーがかかった場面でティショットの乱れや、パターもショートすることが多かった。そこを修正したい」。ニューヒロインは「また勝ちたい」という思いを胸に、今季残り試合を戦っていく。(文・間宮輝憲)

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