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花咲いた春、苦しんだ夏、そして実りの秋へ【大西翔太の大展望】

花咲いた春、苦しんだ夏、そして実りの秋へ【大西翔太の大展望】

配信日時:2022年10月14日 08時00分

秋の深まりとともに、ここから上昇気流に乗っていきたい
秋の深まりとともに、ここから上昇気流に乗っていきたい (撮影:鈴木祥)
富士のふもとから国内女子ツアーは千葉県へ。今週は東急セブンハンドレッドクラブで1983年から続く歴史ある戦いを、青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める大西翔太氏が展望を語る。

新アイアンも西郷真央を後押し?【写真】

■今年は“伸ばしあい”
東急セブンハンドレッドクラブに戦いの舞台が移ったのは98年。以降、優勝スコアが15を超える2桁アンダーの年もあり、1桁の我慢が求められる年もあり。近年でいえば20年は優勝スコアが7アンダー、昨年は降雨により最終日が中止となったが2日間で12アンダーと年によってバラバラだ。

ラフの長さ、グリーンの硬さ、セッティング…。様々な要素はあるが、大西氏がここまでスコアがバラける理由として挙げるのが天候である。「秋らしい寒さと雨。これが絡むと一気にスコアが出なくなります。逆に言えば今年はラフも短く、初日から3日間暖かそうな予報ですから伸ばしあいとなりそうです」と展開を予想する。

「寒さと雨があるとなぜ伸びないかと言えば、長いホールがあるから。例えば18番パー4はグリーン左手前に選手の身長よりも高いんじゃないかというガードバンカーがありますが、雨か寒さが絡めば2打目でスプーンをも出される可能性もあるほど距離が残る。逆に言えば暖かく、晴れていればそこまで残らないですからピンをデッドに狙える。この辺りが年によってスコアがばらける理由ですね」

■挑戦を経て実りの秋へ
そんな戦いで最大の注目選手に挙げたのが西郷真央。今季は開幕戦を含む5勝を早々に挙げながら、夏場の海外挑戦以降は成績が思ったほど伸びていない。この理由を大西氏は「進化の前の変化」と見ていた。

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