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選手たちが語る、史上最長コースはどんな印象? 山下美夢有は「サロンパスと似ている」

選手たちが語る、史上最長コースはどんな印象? 山下美夢有は「サロンパスと似ている」

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2022年9月28日 08時30分

小柄な山下がフェアウェイからなら問題ナシと語ったが、大きなアドバンテージになりそうな“飛ばし屋”にとってはどうか。持ち前の飛距離を活かして20年大会を制覇した原英莉花は「コース全体で長いなとは感じない」と話すが、それでも「バンカーを超えていかないといけないドライバーショットがあって、超えられなかったら長いと思うかな」と、“飛ばし屋”ならではの視点を語った。

そして、2グリーンとあってグリーンは小さめ。スティンプメーターが11フィート、コンパクションが24に設定されている“硬速”のグリーンが待っている。山下は「傾斜もあって難しい」、西郷は「硬さはそこまでですがコロがりが速くて国内メジャーで難易度の高いセッティング」と舌を巻く。

終盤になるにつれてホールの難易度は増し、稲見萌寧は「(プロアマでは)インのほうが全然スコアが出なかったので、インコースの方が難しい」と話す。17番はティイングエリアからグリーンまでほぼまっすぐ伸びているが421ヤードと距離が長いパー4、最終18番は日によっては572ヤードにまで後ろに下がるパー5が続く。原は「3打目勝負になるというのが決まっているので、ある意味、パー4みたいな感じ」とここは“ガマンのパー5”となりそうだ。

そんな難コースではあるが、今年5月のメジャー大会「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」を制して今季メジャー2勝目を狙う山下からは好相性を示唆する言葉も…。「サロンパス(カップ)と(コースが)似ていると思いました。平坦で、グリーンが小さくて傾斜もある。攻めのゴルフだけじゃダメだなと思いますね」。茨城ゴルフ倶楽部 西コースで行われたメジャー大会を思い出しながら、攻め一辺倒だけでは攻略できないと話す。ちなみにこのときは大会初の“完全優勝”を果たした。

2週連続優勝とメジャー2勝目に挑む山下か、「昨年情けない結果で終わった」と悔しがった西郷か。はたまたこちらも2つ目の日本タイトルをねらう稲見か、歴代覇者の原が大会2勝目を飾るのか。120人の選手の前に、“過去イチ”のメジャーコースがどのように立ちはだかるのかにも期待したい。

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