今年も、昨年以上に強い気持ちで出場しました。自分が出場する意味があるのかな、と感じたこともあります。今回、不動裕理さんとの練習ラウンドは興味深いものでした。大西葵さん、泉田琴菜さんという20代のふたりも一緒でした。
不動さんは今も数こそ少ないですがツアーに出場しています。それでも、ツアー通算50勝、6年連続賞金女王のレジェンズとは20代のふたりは話したこともなかったようで、貴重な経験になったようです。
試合のセッティングの中で、不動さんのプレーを間近で見るだけでもものすごい勉強だし、話をするだけでもいろいろなものが感じられるはずです。不動さんと私の会話などからも……。
経験のあるプレーヤーとして、身をもって伝えられるものが、私にもあるのではないかな、と思っています。それが脈々と続いていくことに意味があるのだと思うのです。前述のように、50代になった私の挑戦に「勇気をもらえた」と言ってくださる方がいらっしゃるというのも大きなモチベーションです。
城陽CCのある京都は、私が平安女学院高等学校時代の3年間を過ごした地でもあります。ゴルフを通じてではなく、学校生活の中での当時からの友人が、他のお友達を連れて観戦に来てくれて喜んでもらえたのも、テレくさいけれどもすごくうれしかったです。