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高難易度の16番はパーでも「よっしゃ!」 ベテランならではの“経験”が一番の武器に【大西翔太の大展望】

高難易度の16番はパーでも「よっしゃ!」 ベテランならではの“経験”が一番の武器に【大西翔太の大展望】

配信日時:2022年8月25日 08時00分

これにより、難易度はさらに増す。その距離はなんと420ヤード。ドライバーでのティショットがフェアウェイを捉えたとしても、2打目はフェアウェイウッドやユーティリティを強いられ、グリーン右手前には大きな池が待ち構えている。

そして2オンに成功する“第一関門”をクリアしたとしても、次に待ち受けるのは右から左に大きく傾斜するグリーン。傾斜を読み切る“第二関門”を突破してバーディ奪取、なんてことはなかなか手にすることはできなさそうだ。

「パーを獲れたら“よっしゃ!”、ボギーでも“しょうがない”というようなホールです。パッティングを決めきるのも難しいです。パーオン出来たら最高。乗れば良い、というのをあらかじめ頭に入れておくことが重要ですね」

■ベテランならではの経験が武器に
そんな難コースには総合力が必須。直近の大会では“ルーキー”の活躍が目立つが、「コースを回る数が多ければ多いほど、攻略法が見えてくる。経験がモノをいうコースだと思います」と“ベテラン”の技にスポットを当てた。そんななか、最注目選手として有村智恵と上田桃子のふたりを挙げた。

「ショットメーカーのふたりです。球の高さ、左右の曲げ幅、ドローとフェードの打ち分けなど、球を操ることができます。小樽は風が吹くコース。この引き出しは、風が吹くとよりアドバンテージになります」

どのようなマネジメントをすれば良いのかを知り尽くし、そのイメージ通りの球を打つことができる実力さを兼ね備えている“ベテラン”。パッティングについても「最近の様子を見ていても、重いコロがりになっています。コロがりが良ければ、カップインする確率も自然と高くなってきますね」と太鼓判を押した。

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