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“超攻撃姿勢”でたどりついた涙の初V 岩井千怜が信念貫いた2オン挑戦「攻めたらかっこいいかなって」

“超攻撃姿勢”でたどりついた涙の初V 岩井千怜が信念貫いた2オン挑戦「攻めたらかっこいいかなって」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年8月14日 17時55分

イケイケゴルフを貫いてのV “新生”岩井千怜が産声をあげた
イケイケゴルフを貫いてのV “新生”岩井千怜が産声をあげた (撮影:上山敬太)
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日◇14日◇軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)◇6679ヤード・パー72>

2打リードで迎えた最終18番。2メートルのパーパットがカップに蹴られた時は、思わず苦笑いがこぼれる。それでも返しのボギーパットを沈めるとそれは晴れやかな笑顔に変わり、次の瞬間、涙が止まらなくなった。そのまま両手を挙げて「やったー!」と無意識のおたけび。昨年6月に最終プロテストに合格したばかりのルーキー・岩井千怜(ちさと)が、緑が映える軽井沢でツアー初優勝をつかんだ。

笑顔で優勝トロフィーを掲げる岩井千怜【写真】

「今年はQTで失敗(90位)したけど、自分でチャンスをつかんできた。苦しいこともあったけど、努力してきてよかったなって。それが報われたと思って、多分泣いたんだと思います(笑)」

表彰式などを終えて会見に臨んだ時は、先ほどまで流れていた涙もすっかり乾き、いつもの笑顔を見せる。ただラウンド中は、気合に満ちあふれた眼差しが印象的だった。

吉本ひかると並ぶトップで、午前10時10分、最終組の一人としてファーストショットを打った。「今回はワクワクのほうが少し多かったです」。ただ緊張も抑えることはできない。序盤から先を行く選手たちも含め、予想通りのバーディ合戦が展開されるなか、岩井は前半を終えて1つ伸ばしただけ。「きょうは目標スコアを4つ(アンダー)と考えていた。周りが伸ばしても、自分のペースで。焦りはあまりなかった」。

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