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一時はドライバーの飛距離が190ヤードに… 吉本ひかるが“苦難”乗り越え優勝争いへ

一時はドライバーの飛距離が190ヤードに… 吉本ひかるが“苦難”乗り越え優勝争いへ

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年8月14日 08時00分

その結果を受け、オフにはトレーナー、コーチと話し合いを重ね、トレーニングにも打ち込んで復調への道を探る日々。今季も開幕から5試合連続で予選通過に失敗したが、徐々にその効果が現れはじめ、初夏に差し掛かる頃からはコンスタントに決勝ラウンドにも進むようになった。今週のドライビングディスタンスは231.250ヤード。ドライバーだけでなくアイアンの飛距離も、以前よりも伸びている。

「すごい苦しかったですし、何をしても上手くいかなかったので昨年は悔しかった。オフに頑張ってよくなってきてるので、今は落ち着いてます。心境一転ですね」。こうして再び優勝を争う位置まで戻ってきた。

過去4度の出場で一度も予選通過できなかった大会だが、今年はトップで最終日を迎える。「このコースでそうなってるのが不思議で、今はあまり実感がない」ともいうが、「優勝できなかった経験もあるし、今の私はどれくらいできるのかなっていう楽しみがあります」と“成長”を実感できるラウンドに胸も高鳴る。

黄金世代は、これまでに11人がツアー優勝を挙げている。「率直に同級生が優勝するとうれしかったですし、私も頑張らないとって、いい刺激をもらいながらやっていました」。大きくジャンプするためには、一度しゃがみこむことが必要。これまで跳ね返されてきた“初優勝”の壁を、ここで一気に飛び越えたい。(文・間宮輝憲)

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