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勝みなみは史上初の快挙達成も苦笑い?「ノーボギーにとらわれすぎて…」

勝みなみは史上初の快挙達成も苦笑い?「ノーボギーにとらわれすぎて…」

所属 ALBA Net編集部
牧野 名雄 / Nao Makino

配信日時:2022年7月31日 14時45分

ツアー史上初の72ホールノーボギーVを果たした勝みなみ 来週は全英に出場する
ツアー史上初の72ホールノーボギーVを果たした勝みなみ 来週は全英に出場する (撮影:鈴木祥)
楽天スーパーレディース 最終日◇31日◇東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県)◇6616ヤード・パー72>

まさに自分との戦いだった。後続と9打の大差をつけて最終日に挑んだ勝みなみ。現地に訪れた多くのギャラリー。優勝はもちろんだが、その期待は大記録樹立にも寄せられていた。

優勝を決めて控えめに喜ぶ勝みなみ【写真】

果たして、快挙は達成された。2位と5打差のトータル22アンダーで逃げ切り、ツアー史上初の72ホールノーボギーV。だが、決して楽な18ホールではなかった。この日のバーディ数はわずか1つ。3日目までバーディラッシュを続けた勝にとっては、満足いく結果ではなかったか。最終ホールでウイニングパットを沈めると、苦笑いを浮かべながら、控えめに手を挙げて拍手に応えた。

優勝スピーチでは「4日間ノーボギーで回れたのはすごくうれしいんですけど…。そのことにとらわれすぎて、きょうはなかなかスコアを伸ばすことができませんでした」と、かねての目標に気を取られていたことを明かした。それでも、17番パー3で長い距離のパーパットをねじ込むなど、土壇場での胆力は見事というほかない。

来週には海外メジャー「AIG女子オープン」(全英)が控えている。「ショットもすごく良いし、パッティングも、あともう少しというところまできています。予選を通過して、上位で争えるように頑張ります」とファンに誓った勝。やや“消化不良”の一日で味わった悔しさを、大舞台で晴らすつもりだ。

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