「女子プロゴルフのレベルがすごく上がっている。毎週課題をクリアしていくのに必死」と、優勝に向け足りないものを埋める毎日。「これまでは、気持ち的に一歩引いていた部分もあったけど、若い子も来てるのにひるんでいたら…。毎週勝つという気持ちでやっています」。30歳になったが、精神面でもまだまだ成長を続けていく。
「優勝までの距離は感覚的に近くなっていると思う。バーディパットを打てる回数も増えてますし。自分が優勝するイメージもはっきりと、鮮明になってきました」。プロテスト受験は5回。29歳で初シードを獲得した苦労人のモットーは「1日1ミリ成長すること」だったが、今は「3ミリでも4ミリでも。ペースを上げたいですね」と考えている。そして初めてのトロフィーを抱く自分を思い描きながら、コースにむかっていく。(文・間宮輝憲)
