最後50センチのウイニングパットを決めると、両手を突き上げたが、すぐにその手で涙を拭った。そしてグリーンサイドで待っていた大里桃子、同組だった木下彩ら同学年の選手と喜びを分かち合う。先週の植竹希望に続き、2週連続で1998年度生まれの黄金世代が勝利。同世代11人目の初優勝者となった。
インタビュー中も終始、涙声。さらに表彰式でも、「ずっと勝てない時も支えてくれた両親に感謝しかないです」と一番身近な人に思いを伝える時には言葉を震わせた。バックに広がる太平洋から吹く潮風も相まって、初めての優勝の味は塩っ辛いものになった。
