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「今しかない…今後はないと思って」 6年ぶりV逃すも葭葉ルミが得た充実感

「今しかない…今後はないと思って」 6年ぶりV逃すも葭葉ルミが得た充実感

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年3月21日 07時00分

ひさしぶりの優勝争いを満喫した葭葉ルミ(右)次こそは6年ぶりの勝利を
ひさしぶりの優勝争いを満喫した葭葉ルミ(右)次こそは6年ぶりの勝利を (撮影:上山敬太)
Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 最終日◇20日◇鹿児島高牧CC(鹿児島県)◇6419ヤード・パー72>

6年ぶりのツアー2勝目が目前まで迫っていた葭葉ルミだったが、優勝した堀琴音に1打届かず、トータル8アンダー・2位タイで大会を終えた。惜敗だったが、「特にティショットのミスが少なくて、しっかりとピンを狙えるマネジメントができる回数も多かった。グリーンを外してもしっかりアプローチで寄せることができました」と、満足いく3日間となった。

晴れやか!満面の笑みで優勝トロフィーを掲げる堀琴音【大会ライブフォト】

3打差を追いかけスタートすると、前半から3バーディ。後半は16番でバーディを奪い、一時トップにも並んだが、終盤、堀にかわされた。それでも「後半は優勝争いの方に意識がいった」というなかで、ボギーなしのラウンドは安定感バツグンと言えた。

先週行われた「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフ」期間中の3月12日に、29歳の誕生日を迎えた。その際には「勝ち方を忘れている。初心に戻って」と20代最後となる1年間への意気込みを示していたが、さっそく優勝争いの中心選手になった。「今しかない。今後はないと思って自分のプレーをしながらスコアを作ろうとした」と懸命のプレーを続けたが、そこでは「しっかりとグリーンに乗せてバーディパットを打つ事をすごく心がけた」という“大人の一面”もうかがわせた。

昨シーズンは2014年に初めて手にしてから守り続けてきた、シード選手の肩書を失った。しかし今季は開幕戦こそ予選落ちを喫したが、先週が7位、今週が2位と、復帰に向け順調に歩みを進めている。「優勝争いをしている、という自覚を持ってプレーをする事が久しぶりで…」と戸惑いながらの一日でもあったが、そこで得た感触は今後に大きく役立つはず。

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