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“ビビらず”宮崎行きチケット狙う 河本結が地元大会を前に決意「優勝しか残っていない」

“ビビらず”宮崎行きチケット狙う 河本結が地元大会を前に決意「優勝しか残っていない」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年11月16日 17時14分

地元大会で河本結が見据えるのは“優勝”のみ
地元大会で河本結が見据えるのは“優勝”のみ (撮影:佐々木啓)
<大王製紙エリールレディスオープン 事前情報◇16日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6545ヤード・パー71>

「昔からよくラウンドしていたし、キャディのバイトもしていた。懐かしさとやる気が湧きました。めっちゃ特別な気持ちになります」。地元・愛媛県の大会を前に河本結は明るい声で、練習ラウンド中の気持ちを振り返った。馴染み深い芝、そしてレイアウト。そのなかでプレーをして「今年一番いいです」という感触も得た。

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今季からシード付与の対象になったメルセデス・ランキングは、現在579.75ポイントで来季フル出場権が得られるボーダー上の50位につける。プレッシャーを感じてもおかしくない位置ではあるが、河本が見ているのはそこではない。目標は、今季の優勝者らが出場する来週のメジャー大会「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」でプレーすることだ。現時点では出場権を確保できていないが、大会を特別協賛するリコーは自身の所属先でもある。ホステスプロとして、地元大会を最終戦にするわけにはいかない。

シード争いについて聞かれても「そこをみてたら最終戦にはいけない」とキッパリ。「試合に出る以上、優勝のチャンスは誰にでもある。(リコー出場のため)私にはそれしか残ってない。ファン、スポンサーさん、地元の友達の応援を受けると、気持ちが入りますね」。背負っている思いを、なんとかここで結果につなげたい。

昨年から続くロングシーズンでは、米国挑戦、そして、米ツアー徹底に伴う国内復帰。挫折を経験し、河本にとって大きな決断をくだした。「スイング、メンタル、そこからのモチベーション」に悩みもしたが、今は「一歩成長できるものを経験できた」と考えられる。先週の「伊藤園レディス」ではバッグを担いだ清水重憲キャディからの『ビビッたらあかん。ビビったら負けや』という一言が、「今の状況、リコーを残しての今の順位だったりを思うと、グッときました」と胸に刺さった。

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