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3戦連続トップ10入りも…「優勝の感覚はまだつかめていない」 渋野日向子が模索する“まともなゴルフ”

3戦連続トップ10入りも…「優勝の感覚はまだつかめていない」 渋野日向子が模索する“まともなゴルフ”

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年10月4日 17時15分

自身が納得するゴルフのために 渋野日向子は模索を続ける
自身が納得するゴルフのために 渋野日向子は模索を続ける (撮影:岩本芳弘)
<日本女子オープン 最終日◇4日◇烏山城カントリークラブ(栃木県)◇6550ヤード・パー71>

首位と5打差からのスタート。逆転優勝を狙った渋野日向子だったが、1バーディ・3ボギーの「73」とスコアを落とし、トータル2アンダー・5位タイで大会を終えた。

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「何個かチャンスにつけながらも決められず、外してはいけないところがボギーになってしまった」。ティショットは多くがフェアウェイをヒットし、パットのタッチも決して悪いものではない。しかし、あと一筋…というシーンも目立ち、かみ合わない。烏山城CCでの最終日は「フラストレーションがたまるゴルフ」に終始してしまった。

スコアを落とす選手が続出するなか、8番までパーで粘り続けた。しかし、9番でラフからの2打目がグリーンを越え、ピンのショートサイド、残り20ヤードからという難しいアプローチを強いられた。さらにここの芝が、「四つ葉のクローバーの一片みたいというか、カッパが頭の上にのせている感じの小さい葉っぱというか…。“公園芝”と呼んでいます」と説明する、苦しいライに。結果的には3メートルオーバーし、ボギーが先に来てしまった。

2番では4メートルのバーディパットがわずかに外れ、悔しい表情を浮かべた。続く3番も3メートルにつけるも、カップに蹴られた。「チャンスをものにできなかったので悔しい一日」。終盤にはその感情を露わにする場面も見受けられた。ただ「悔いはない」とも言う。ショット、パットともに安定し「68」を出した初日と、スコアこそ落としたが、この最終ラウンドのプレーを「まともなゴルフ」と感じることができたからだ。スイング面でも気持ちよく振れるホールや、「少しずつやりたい球が打てるようになってきている」と思える場面は確実に増えている。

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