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左に出ていたショットの原因は? 苦しい一日で渋野日向子が見出した光明「唯一のバーディがあれでよかった」

左に出ていたショットの原因は? 苦しい一日で渋野日向子が見出した光明「唯一のバーディがあれでよかった」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年10月2日 14時23分

「75」と苦しい一日を過ごした渋野日向子 その中でも光明を見出した
「75」と苦しい一日を過ごした渋野日向子 その中でも光明を見出した (撮影:岩本芳弘)
<日本女子オープン 3日目◇2日◇烏山城カントリークラブ(栃木県)◇6550ヤード・パー71>

渋野日向子にとって、この日のラスト3ホールとなった終盤の7番パー4。残り115ヤードの2打目を46度のウェッジで放つと、直後、グリーン近くのギャラリーがどよめいた。このベタピンショットを、あとは“お先に”と流し込み、ようやく初バーディを奪った。

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とにかく苦しい一日だった。出だしの10番から4パットのダブルボギー。さらに続く11番パー3では、バンカーから2メートルに寄せるも、パーパットが決まらない。「毎ホール難しいところ、傾斜や微妙なラインに(ピンが)切ってあって。読みにくいし、タッチも合わせにくい最後まで難しかった」。ナショナルオープンのグリーンセッティングに手を焼いた。

その後、難関の17番、さらに後半の2番でも2〜3メートルのパーパットを外し、一時は予選通過圏内から名前がなくなった時間も。そのなかでもガマンを続け、ようやく表情を緩めることができたのが7番だった。「7、8、9番で言うとチャンスは7番しかない」というターゲットホールで、「練習してきていた4本のウェッジのうちの1本」で放った“きょう一”のショット。「あれだけベタっとついたのはうれしかった。唯一のバーディがあれでよかった」。練習の成果を発揮し、観客のボルテージを上げた一打は、自身の気持ちも高める大きなプレーになった。

3アンダー・4位タイからスタートしたものの、序盤からショットが左へ左へと出ていく状況も耐え忍んだ。この原因について本人は、「左に出る時は大体右肩が下がる。あと初日は左に振り抜けていたのが、左に行き過ぎると今度は右に打ち出し過ぎてしまう」と、心当たりについては分析する。この修正をきっちりして、決勝ラウンドに臨むことになる。

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