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夢から覚めた池ポチャ… 大山志保はメジャー制覇ならずも優勝者に最大級の賛辞「稲見さんはスキがなかった」

夢から覚めた池ポチャ… 大山志保はメジャー制覇ならずも優勝者に最大級の賛辞「稲見さんはスキがなかった」

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年9月12日 16時25分

ともに最終組で戦った稲見、そして西郷真央を「20歳前後と思えないレベル。ショットもパットも素晴らしい」と形容した大山。特に大会レコードでメジャータイトルを手にした22歳には最大級の賛辞を贈る。

「ショットで言えばボールの高さのコントロールもできているし、私が思い描いたショットを打っていました。勝負どころのパットも決めてくる。アプローチも寄せる。本当にスキがなかった。オンとオフもしっかりあって集中力がすごいなと思いました」

稲見はこれでシーズン8勝目。シーズン10勝を達成し、清元登子に師事した不動裕理との比較を問われると、メンタル面を挙げた。

「不動さんと稲見さんはタイプが違いますね。不動さんはショットもパットも正確性がある。メンタルが本当に強いと思う。稲見さんに関してはショットもパットも素晴らしいのですが、オンとオフの気持ちの切り替えがすごい。オフのときは楽しく私と話したりしてリラックスしていますが、いざ構えたときのスイッチの入り方がすごい。比べることはできないですが、不動さんは当時誰も追いつけない選手でしたし、稲見さんも今そうなりつつある。二人とも素晴らしい選手です」

残念ながらビッグタイトルには手が届かなかったが、賞金1400万円を獲得して、賞金ランキング42位に浮上。来年の賞金シードに大きく前進した。「収穫の多い一週間でした。まだまだいいショットが打てるし、もっと練習していけば上を目指していける、という気持ちにさせてくれた大会。難しかったコースが自分を成長させてくれるし、若い選手たちの刺激がまた強くしてくれると思います」と手ごたえは十分。「プロである限りは優勝を目指してやっていきたい」。敗戦を経て、44歳はまだまだ強くなる。

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