6月の「宮里藍サントリーレディスオープン」で5位に入って以降、7試合連続でトップ10入りを逃していた。「ショットの調子が悪かった」とアイアンショットの精度を欠き、ピンに絡むショットが影を潜めていたという。「前半どうやって2勝したんだろうって不思議に思うぐらい自信を無くしていました」。東京五輪で試合のなかった前週、辻村明志コーチとのプチ合宿でショット、パットともに改善された。「1週間の練習は大きいんだなと思いました。持ち味のショットが戻ったのは大きい」とオープンウィークの練習の重要さを感じた。試合を休まない鉄人・小祝だが、秋に1試合休んで、終盤戦の賞金女王争いに備えるプランも立てた。
最終戦まで残り15試合。「まだまだここから頑張らないとダメなので、優勝したのはうれしいけど、来週から気を引き締めてやりたい」。悲願の賞金女王獲りで手綱は緩めない。(文・小高拓)
