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ウッド系7本…飛距離不足補う青木瀬令奈の“工夫” 「ほかの選手のウェッジよりも精度をあげたい」【勝者のギア】

ウッド系7本…飛距離不足補う青木瀬令奈の“工夫” 「ほかの選手のウェッジよりも精度をあげたい」【勝者のギア】

配信日時:2021年6月14日 12時30分

青木瀬令奈のバッグにはツアーを戦うための工夫がつまっている
青木瀬令奈のバッグにはツアーを戦うための工夫がつまっている (撮影:村上航)
<宮里藍 サントリーレディスオープン 最終日◇13日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6517ヤード・パー72>

青木瀬令奈が、最終日のスタート時にあった稲見萌寧との4打差を逆転し、トータル17アンダーで優勝した。2017年「ヨネックスレディス」以来となる4年ぶりの優勝を決めると、積年の思いがつまった涙を流し「長かった」。1470日ぶりに勝利の味をかみしめた。

仲間も駆け寄った…こちらが涙の優勝シーン

年々選手の飛距離が増し、パワーゴルフが求められるのは女子ツアーでも見られる傾向だ。そんななか、身長153センチと小柄で、今季ドライビングディスタンス218.03ヤードで全体89位の青木は、日々それを補う“工夫”を施しツアーを戦っている。クラブ構成にも、それはうかがえる。

ドライバーから6番ユーティリティ(UT)まで、実にウッド系のクラブが7本もバッグにささる。アイアンはピッチングウェッジを抜くとわずかに3本。これは初優勝のヨネックスレディスの時から、ほぼ変わらない流れだ。

「150ヤード以上(のクラブ)を厚くしている」という意図が明確なセッティング。これを場面場面に応じて操るため、「ほかの選手のウェッジよりも精度をあげたい。それがすべてになる。自分の生命線をしっかり磨かないと」と、日々研鑽(けんさん)を重ねている。

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