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基本、基本、基本 生活でもゴルフでも“ルーティン化”が小祝さくらの強み【辻にい見聞】

基本、基本、基本 生活でもゴルフでも“ルーティン化”が小祝さくらの強み【辻にい見聞】

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2021年3月22日 18時14分

優勝した小祝さくら、辻村明志コーチ(左)と小畑キャディ
優勝した小祝さくら、辻村明志コーチ(左)と小畑キャディ (撮影:村上航)
国内女子ツアーの2021年3戦目「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」は、小祝さくらの今季3勝目で幕を閉じた。2日目は土砂降り、最終日は強風と難コンディションのなか、安定感と強さを見せた小祝。その小祝を5年前から指導し、現地にも阿部未悠のキャディとして会場入りしていた辻村明志コーチが、勝因を分析する。

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■最悪のコンディションでも動じなかった小祝

比較的穏やかなコンディションとなった初日を4アンダーにまとめると、途中から土砂降りとなった2日目にも4アンダー。首位と3打差に浮上すると、強風が吹き荒れ多くの選手が苦労した最終日も2アンダー。見事な逆転で21年初戦の「ダイキンオーキッドレディス」に続く今季3勝目を決めた小祝。シーズン獲得賞金も1億円を突破し、その勢いは止まらない。

上位選手が軒並みスコアを落としていくなか、小祝は前半をイーブンパー、そして後半はボギーを打つことなく、終盤の連続バーディで抜けだし、逆転を果たした。その後半の小祝のプレーは実に堂々としていた。特に距離が短くなった15番パー4での1オン狙い、最終ホールでのパーセービングパットなど、プレッシャーを感じさせないプレーぶりは圧巻だった。

「3戦目で2勝するとは思わなかったです。勢いを持った人は、こんな感じなんですね」と驚きつつも、そのプレー内容や姿勢については、まったく驚きを感じていない。風に翻弄されスコアを大きく落とす選手が多発したが、小祝の強みはどこにあったのか。「小祝さんはとにかく基本の練習をひたすらやり続けるんです。そこに、過去の失敗から得た経験などから学んだ応用力を加えている段階。土台がしっかりしているから、難しいコンディションの優勝争いでも自滅していかないんです」。

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