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小祝さくらに宿った“強気” 勝負をかけた一打「いこうと決めました」

小祝さくらに宿った“強気” 勝負をかけた一打「いこうと決めました」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年3月21日 19時03分

今季3勝目の小祝さくら 鹿児島の桜とともに
今季3勝目の小祝さくら 鹿児島の桜とともに (撮影:村上航)
Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 最終日◇21日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島)◇6424ヤード・パー72>

強気の一打が優勝を手繰り寄せた。第2ラウンドを終え首位と3打差の4位タイにつけていた小祝さくらが、最終ラウンドに2つ伸ばしトータル10アンダーで逆転優勝。2021年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に続く、今季3勝目(通算4勝目)を手にした。

誇らしげに優勝トロフィーを掲げる小祝さくら【写真】

強い風が吹いた最終日。伸ばしあぐねる周囲と同じように、小祝もガマンのゴルフを続けた。前半を終え1バーディ・1ボギーのパープレー。後半も14番までパー行進という展開だった。この時点で、試合は誰が勝つのか分からない団子状態。そして、この混戦から頭一つ抜け出すプレーを見せたのが15番パー4だった。

表示は300ヤードとなっているが、最終日はティが数十ヤード前に出され、「左手前のバンカーまでが220〜230ヤード、ピンまでは240〜250ヤードとキャディさんに言われました」(小祝)と、ワンオンも狙える距離に設定されていた。そこで小祝は腹をくくった。

「距離を聞いた時にドライバーでいこうと思いました。キャディさんは、順位や、完全に風がフォローではないから迷っていたんですけど、3人(トップで)並んでいたので、バーディを獲らないと厳しい。“いこう”と決めました」

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