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見据えるのは“18分の18”  スイング改造中の渋野日向子が大事にする指標は?

見据えるのは“18分の18”  スイング改造中の渋野日向子が大事にする指標は?

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年3月21日 19時38分

渋野日向子 自信を深めて次戦の地・宮崎へ
渋野日向子 自信を深めて次戦の地・宮崎へ (撮影:村上航)
Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 最終日◇21日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島)◇6424ヤード・パー72>

前日のサスペンデッドで未消化だった2ホールと、最終ラウンド18ホールを回った渋野日向子は、トータル5アンダー・11位タイで自身初となるホステス大会を終えた。後半の13番パー5で喫したダブルボギーで優勝争いから後退し、逆転こそ叶わなかったが、「個人的にはすごく収穫のある1日。悔いはない」と清々しい表情を浮かべた。

渋野日向子のニュールーティンも板についてきた【写真】

いつもより少し長い1日は、先週までと同様、コースに吹き荒れる強風に立ち向かう日でもあった。「フルショットの回数を減らし、振り切るということを意識してプレーしました」と、沖縄での2021年開幕戦、さらに高知での2戦目で苦しめられた“天敵”にこの日はしっかりと対抗した。

特に“収穫”と感じたのは、「本当に自分の納得のいくショットが打てた」という、最終18番ホールのセカンドショットだった。ピンまで残り154ヤードで、右から強いアゲンストが吹く。普段は6番アイアンのフルショットでピンを狙うが、状況を判断し2番手上げた5番ユーティリティで抑えめに打った。これがピン3メートルにつくチャンスに。惜しくもバーディパットは外したが、「これまではフォローやアゲンストの中で縦距離を今まで合わせるのが難しかった」という渋野にとって、ピンが揺れるほどの強風のなか、このショットを打てたことがうれしかった。

石川遼からもアドバイスを受け乗り出したスイング改造や、クラブセッティングの大幅変更など、 21年はこれまでにない“変化”を伴いながら進んでいく。その完成を目指すうえで渋野が大切にしているのが、グリーンをとらえるショットの精度を表すスタッツだ。「パーオン率女王になることが目標。今のスイングができれば18分の18も夢じゃないと思う」。ここを目指し、日々の練習に取り組んでいく。

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