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模索するニュースタイル 新たな渋野日向子の可能性を見せたボギー

模索するニュースタイル 新たな渋野日向子の可能性を見せたボギー

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2020年11月7日 07時00分

TOTOジャパンクラシック 初日◇6日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6554ヤード・パー72>

結果より内容をテーマに始まった渋野日向子の「TOTOジャパンクラシック」。最初の18ホールは今季日本ツアー5ラウンド目にして初のアンダーパーとなったが、「久々のアンダーなので結果からみると喜んでもいいのかなとは思うんですけど、要所要所で後悔するようなミスが多かったので、そういう悔しさのほうがスコアよりも勝っちゃう感じですね」と、まだまだ満足とはいかない。

渋野日向子のドライバースイングを米国で撮影【連続写真】

それでも随所に復調への道筋は見えた。「2メートル以内は絶対に緩まない」とテーマを持ったパッティングは「カップやボールを追いかけてしまって短い距離を外したところもありましたが、一度も緩まずにできたと思う」と決まりは守れた。「落としどころを徹底する」としたアプローチも「意識してやっていて、結構自分の落とし場所に落とせていたとは思いますし、それでちゃんと 1 メートル、2 メートル以内に寄ってくれるアプローチも多かったので、落としどころは間違っていなかったかなと思える内容だったと思います」と及第点をつけられた。

そして“ニュー渋野日向子”への可能性を感じさせたのが、ピンが右に切られた6番ホールのセカンドショットだった。残り138ヤードからピン左10メートルにつけた。ここから3パットとしたためボギーとしたが、今までの渋野であれば“ピンだけを見て”右に打っていた。そうではなくグリーンのセンターに置くのは今までなかったこと。「あそこまで左に打つつもりはなかったですし、パターが外れてボギーになってしまいましたけど…」と苦笑いしつつ、新たな戦い方への思いを話した。

「あれでもOKと思えるようなメンタルだったり、気持ちをつくっていかないとどんどん自分のゴルフを狭くしてしまうので、そういう視野を広げることはすごく大事だなと思います。あれが今までのゴルフとはかけ離れているとは思いますけど、ボギーにはなりましたけど、そこに置くことによって、4日間で1打でも2打でも減る可能性はあるので、そういうゴルフをこれから勉強していかないといけないと思っています」

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