吹っ切れたのはプレーオフ。「もうスコアは関係ない。いったもん勝ち、逃げたら負け」とようやく攻める気持ちを取り戻した。そのメンタルが大会55ホール目にして「自分を褒めたい、完璧なショット」という最高の結果を生み出した。
新たな栄冠を手にして迎える次戦は、1週空いて国内メジャー2戦目「日本女子オープン」。アマ時代は4度出場したが、プロとして出場するのは今回が初めて「メジャーの大会なので頑張りたいのはありますが、まずは予選通過をしたい。初日から自分のプレーをして楽しくやりたいですね」。あどけなさの抜けた、プロとしての意気込みを語る20歳がそこにいた。(文・秋田義和)