こんな風に打ってみたい!渡邉彩香の“直ドラ”【動画】
2012年にプロテスト合格。13年にギリギリ賞金ランキング50以内を確保し、シード初年度となった14年の「アクサレディス」で初優勝。翌15年には地元静岡の「ヤマハレディース」など2勝を挙げて賞金ランキング6位と着実に数字と実績を積み重ねていった。
16年には海外女子メジャー「全米女子オープン」に出場。リオ五輪代表の座をかけて20位タイから順位を上げようとした最終日の18番ホール。バーディを狙いギリギリを狙った3打目がグリーンエッジから池に転がり落ちた。このダブルボギーで38位に後退し、代表の座を逃した。
これが苦難の始まりだった。五輪出場を逃して「狙っていけないピンがあったり、自分の球じゃ思うように打てないホールがあったりすることを感じました。もう1段も2段も精度を上げてバリエーションを増やさないといけないと思って」と、アイアンの精度アップに努めた。特に持ち球のフェードボールの曲がり幅のコントロールを重点課題とし、世界で感じた足りないものを強化し始めた。
ところがコーチなどの手を借りず、一人で高みを目指したため、すぐさま壁にぶつかる。