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不振の原因は“リオ五輪落選” 渡邉彩香がはまった迷路「足りないことばかり浮かんできて…」

不振の原因は“リオ五輪落選” 渡邉彩香がはまった迷路「足りないことばかり浮かんできて…」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2020年6月30日 07時30分

不振を乗り越えた渡邉彩香 ツアー最強の飛ばし屋が帰ってきた
不振を乗り越えた渡邉彩香 ツアー最強の飛ばし屋が帰ってきた (撮影:GettyImages/JLPGA提供)
アース・モンダミンカップ 最終日◇29日◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622ヤード・パー72>

女王・鈴木愛とのプレーオフを制し、5年ぶりの“復活優勝”を遂げた渡邉彩香。今季開幕戦でツアー通算4勝目を挙げたが、会見の席では苦しかった「この2年間」についても語られた。

大粒の涙を流す渡邉彩香【大会フォトギャラリー】

身長172cmの大型選手として、デビュー当時から将来を嘱望された渡邉。2012年にプロテストに合格し、翌年からツアー本格参戦を果たすと、いきなり賞金シードを獲得するなど期待通りの活躍を続けた。14年の「アクサレディス」でツアー初優勝。さらに15年には「ヤマハレディースオープン葛城」、「樋口久子 Pontaレディス」と2勝を挙げ、獲得賞金1億円を超えるトップ選手へと成長した。

この頃の渡邉は、ツアーでの活躍以外にも大きな目標を掲げていた。それが16年に行われたリオデジャネイロ五輪出場。実際に世界ランク上位選手として、有力候補の一人に名を連ねていた。

だが、代表決定直前に行われた同年7月の「全米女子オープン」で、その夢はついえる。パーであがれば、世界ランクが五輪出場圏内まで上がった最終日の最終18番パー5。三打目を池に落として、痛恨のダブルボギーを喫することに。結局、その後発表されたランクで日本勢2番手に位置していた大山志保を抜くことができず、日の丸を背負うことは叶わなかった。

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