朝から降り続く雨と、天候回復の見込みが立たないことから、明日29日(月)に順延することが決まった「アース・モンダミンカップ」の最終ラウンド。この今季開幕戦は、今後の若い力の台頭を予感させる展開になっている。
すでにコースに来ちゃってた選手もいました…日曜日の会場の様子がこちら
それは優勝争いを引っ張る、最終組の3人を見てもうかがえる。トップに立つのはトータル11アンダーの21歳・田中瑞希。それを3打差から追うのが20歳の古江彩佳と18歳の西郷真央で、実に平均年齢19.7歳の“ルーキー最終組”が形成された。そんな3人の経歴を、明日への意気込みの言葉とともに簡単に紹介する。
■昨年プロテストに3度目の挑戦で合格
首位の田中は、1998年10月24日生まれで、ゴルフ界に多くの名プレーヤーを輩出する熊本県の出身。現在ツアーを席巻する“黄金世代”の一人だ。熊本国府高時代は、同級生の大里桃子らとともに全国制覇も経験。高校卒業後はプロテスト挑戦を続け、3度目の受験となった昨年ようやく合格を果たした。また昨季はTP単年登録選手としてQT(予選会)からツアーにも参戦していた。しかし33試合を戦い賞金ランクは80位(約1098万円)とシード獲得には至らず。今季もQTランキング17位の資格で、ここから21試合程度(前半戦)の出場権しか持っていないというのが現状だ。