飛ばしの要素てんこ盛り! 西郷真央のドライバースイング【連続写真】
レッスン会が行われたアコーディア・ガーデン千葉北は、ジャンボの2018年の抱負をひと言聞こうと、多くの報道陣が詰めかけていた。それに加えて、小学校3年生から高校2年生までのジュニア29人とその親、ジャンボをはじめとする尾崎健夫、尾崎直道の尾崎三兄弟、飯合肇、川岸良兼、原英莉花らジャンボ軍団が勢ぞろい。ジャンボが動くたびにカメラマンと記者が一斉に動くため、身動きが取りづらい状況だった。
ジャンボはジュニアの打席を1つ1つ移動しながら、丁寧かつやさしく、それでいて熱のこもったアドバイスを送る。自身が現役時代から今でも追求し続けている「飛ばし」がメインだ。「もっと振らんかい!」、「振り遅れが大きなフォローにつながるんだ」、「手首をやわらかくしてヘッドを利かせろ」とジャンボ独特の表現だが、みるみるジュニアたちのインパクト音が良くなっていく。
ジャンボが西郷の打席に行くと、まず名前を尋ねる。「西郷真央です。高校1年生です」。それを聞くとジャンボは、「セゴドンだな」とニヤリと笑う。ちょうど2018年1月からNHKの大河ドラマ、『西郷どん』が放映されていた。現場の記者たちからも笑いが起こる。実の西郷はオヤジギャグ?には反応せず、ジャンボの前でボールを何球か打って見せた。
「西郷どん、いいぞ」とジャンボは最初から褒める。確かに西郷は当時から他のジュニアとは違っていた。小柄ではあったがスイングは力強く、インパクトも弾道も鋭かった。ジャンボはフォローを大きくするレッスンを行い、次の打席に移っていった。その後、西郷は「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」の1期生に合格し、定期的にジャンボの指導を仰ぐことになる。以来、今でもずっと『西郷どん』と呼ばれ続けている。
