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ツアー1勝“ルーキー”が一気に優勝戦線へ 古江彩佳のアプローチ向上術

ツアー1勝“ルーキー”が一気に優勝戦線へ 古江彩佳のアプローチ向上術

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2020年6月27日 15時38分

“ルーキー”古江彩佳 プロ初優勝へ視界は開けている
“ルーキー”古江彩佳 プロ初優勝へ視界は開けている (撮影:GettyImages/JLPGA提供)
アース・モンダミンカップ 3日目◇27日◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622ヤード・パー72>

ルーキーイヤーを迎えた2000年度生まれの“プラチナ世代”でツアー優勝経験を持つ古江彩佳が、ボギーなしの6バーディで「66」をマーク。トータルスコアを8アンダーまで伸ばし、前日の25位タイから、首位と3打差の2位タイに大きく順位を上げた。

切り返しがバツグン! 古江彩佳のドライバースイング【連続写真】

2日続けてのボギーフリーのラウンドとあって、「全体的に安定したゴルフでした」という感想も当然のこと。難所の9番では、ティショットを左のバンカーに入れるピンチも訪れたが、しっかりとパーセーブ。久々の試合のなか「徐々に集中力が高まっているという感じですね」と、尻上がりに調子と順位を上げている。

オフの課題はアプローチにあった。「20、30、40ヤードあたりの距離感をつかむのが苦手でした」と、この克服に向け、昨年の高校卒業後からプロ転向まで研修生として在籍した六甲国際ゴルフ倶楽部で練習を積んだ。コース内に10ヤード刻みでささっている杭を目がけてボールを打ち、それに当てるという練習の繰り返し。これで苦手な距離の感覚を養った。

この日のラウンドでは、課題にしていた距離のアプローチ機会はなかったが、8番パー5のバーディは、残り62ヤードの三打目を58度で2mにつけて奪ったもの。「距離がぴったり合いました。気軽にバーディパットを打てると焦りもなくなりますね」と、しっかり“応用”もきかせスコアにつなげた。

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