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文化の火を消さないために【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

文化の火を消さないために【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

配信日時:2020年3月10日 18時00分

ウイルス感染リスクを最小限に抑える意識はもちろん大切だ。最大限の努力はするべきだろう。ただ、その正体がはっきりしないからといって、社会的評判ばかりを気にして何もかも自粛したり、むやみに人を攻撃する傾向には大きな危険が伴う。

すべての人間の接触を断たない限り、常に感染の可能性はある。それでも、制限するのは「●●が原因で感染したから」と後ろ指をさされたくないから、という部分の方が大きいのだろう。公共施設が次々とクローズになっているのは「政府の方針に従っているから」という部分もあるが、「利益を求めているわけではないから簡単に休める」という面もある。そうは言っても、時給で働くスタッフなどには大きな影響が出る。

非常時には不要不急とされるものを生業とする人間にとっては、感染そのものもそうだが、問題の長期化は死活問題となる。文頭のように、試合が無観客になったり、中止されたり、舞台が中止になったり、映画館の営業が制限されたり…。プロアスリート、俳優、音楽家、作家…。社会が文化的に発展していればいるほど、影響を受ける人数は多い。そのすべてに、期限もなくただ忍耐を強いるのは、いかがなものか。

専門家でなければ、いや、新型ウイルスの場合は専門家ですら、今後の予測を正確にはたてられないのが現状だろう。正解は誰にも分からず、不正解だとあとから分かった場合のみ“とんでもない罰”が待っているという恐ろしいゲームのようなものにさらされていると言い換えてもいい。

自給自足の生活を送っているのではない限り、一定以上の期間、一歩も外に出ず、誰とも接触しないで過ごすことなど不可能だ。リモートワークがどれほど普及しようと、それでは対応できない仕事はいくらでもあり、通勤電車はいつもより空いているとはいえ、相変わらず人でいっぱいだ。

ゴルフ場のギャラリーや、球場のスタンド、劇場や映画館の閉鎖空間よりも、オフィスで感染する可能性ははるかに高い。だが「仕事に行かなくてはならない人たちを制限できない」という理由だけで、その部分はスルーされている。一方で『不要不急』という大義名分の下、イベントなどは片っ端から自粛されている。

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