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シード権喪失の中堅選手が相次いでツアー撤退 それでも原江里菜が続ける理由【記者の目】

シード権喪失の中堅選手が相次いでツアー撤退 それでも原江里菜が続ける理由【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年11月18日 17時05分

ツアーに出始めて13年目。気がつけば32歳になった。一ノ瀬や大江よりも歳は上だ。それでもなお、「勝たないとやめられない」という。「何年か経ったらあきらめているかもしれないですが、少なくとも今は区切りがつけられない。こんなんじゃだめだって。もし、この先勝たずにやめるときがくるとしたら、負けても悔しくなくなったときじゃないかなと思います」。今もなお予選落ちをしたら怒りがこみ上げるし、このままじゃやめられないという悔しさもある。そんな状態でやめるわけにはいかない。

周りの存在も支えであり、やめるという決断をさせない理由だ。大東建託で7年ぶりに優勝した際、「コーチの森(守洋)さんだったり、(先輩の)たにひろえさんだったり、私は周りに恵まれている。1人じゃ無理だったし、周りの人が諦めないように支えてくれた。諦めさせてくれなかった」と感謝を述べたが、それは4年経った今でも変わらない。

「私は自分を応援してくれている人に、今のままじゃ恩返しできていないというのがあります。だから、自分がやめたいか、やめたくないかという気持ちは思考の中にない。やめたいと思うことはあっても、それを選択する権利はないというのが私の考え方です。もっと楽しくて、なんのプレッシャーもなくやれることもあると思いますが、それは自分に投資してくれた人たちに対して失礼だなと。もちろんやめたいと思うことはありますけどね(笑)」

とはいっても、「勝ちたい」、「恩返したい」という強い決意を持つ原でさえも、毎年のように、毎週のように同じようにツアーを回るなかでマンネリ化が進み、大江のようにモチベーションを失うことがあるのではないか。だからこそ、冗談めかしてとはいえ「やめたいと思うことはある」と言ったのではないのか。そう思って質問してみると、意外な答えが返ってきた。

「立ち位置によると思いますが、上位の選手のほうがモチベーションを保つのが難しいのかなと思います。(鈴木)愛ちゃんとかも、あんなにうまくいっているように見えるのに、“ゴルフをやりたくない”って思ったりしているわけですからね。一方、私のような順位の選手は、モチベーションがあろうがなかろうがやらないといけない。次の週が来年の職場につながると思って切羽詰まっていますから」

モチベーションよりも、と続ける。

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