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日米ツアー勢に差はあるのか あるならどこ? コースセッティングにヒントあり

日米ツアー勢に差はあるのか あるならどこ? コースセッティングにヒントあり

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2019年11月10日 08時30分

TOTOジャパンクラシック 2日目◇9日◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659ヤード・パー72>

最終18番のパー5。極端な受けグリーンで奥から手前へのパッティングはガラスを滑り落ちるように下っていく。2日目のピンポジションは奥のカラーから5ヤード。540ヤードという距離を考えれば、2オンはほぼ不可能。2日目にレクシー・トンプソン(米国)がドライバー、3番ウッドのナイスショット2回で手前15メートルに乗せたが、それ以外の選手は当然3打目勝負になる。

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2日目の渋野日向子はピンまで76ヤードの3打目をサンドウェッジで打ってピン手前15歩。ボールはピンの手前約5メートルに落ち、バックスピンがかかったボールは傾斜も重なり戻された。

この現象は渋野に限ったことではない。多くの選手が同じように手前からの長いパットを残した。受けグリーンの鉄則は手前から攻めることだが、長い距離のバーディパットが残るシーンが多かった。受けグリーンでピンが奥のとき、ピン手前のチャンスにつけるには、よほどのスピンコントロールを見せなければならない。

ウェッジで打てば、スピンがかかるのは当たり前。「今年はグリーンが軟らかい」と多くの選手が話していたとおり、なおさら戻ってしまう。このコントロールが米ツアーの選手はうまい。「グリーン周りがうまい」とは河本結。「パッティングがうまい」というのが小祝さくらの米ツアー勢の印象。それだけでなく、100ヤード以内のウェッジショットのスピンコントロールも海外勢のうまさのひとつだ。

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