2週前の「CAT Ladies」で淺井咲希がツアー初優勝を挙げたことで、同級生のツアー優勝者は9人となった。それだけに「私も勝ちたいです。たくさん同級生が勝って、『私“も”』になってしまいますが」という気持ちは強い。特に4位タイに終わった「センチュリー21レディス」を振り返り、「すごく悔しかった」。それが優勝への思いをさらにかき立てるきっかけとなった。
「伸ばし合いのなか、自分が伸ばせなかったらどうしよう、とは思いますが、毎ショット後悔しないように打つことが、スコアにつながってくると思う」。この日も単独首位には淺井、5アンダー・6位タイには新垣比菜、吉川桃と上位に黄金世代が顔を出す展開になっている。「1勝したいというのもあるし、シード選手にもなりたい」。そんな自身の目標を達成するため、ライバル達も含めた争いを最後に制したい。(文・間宮輝憲)