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成田美寿々、“必殺技”を使い続けて今季2勝目!夢の東京五輪出場に向けて、一歩近づく!

成田美寿々、“必殺技”を使い続けて今季2勝目!夢の東京五輪出場に向けて、一歩近づく!

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年8月4日 17時34分

大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日◇4日◇鳴沢ゴルフ倶楽部(6605ヤード・パー72)>

首位と2打差の3位タイでスタートした成田美寿々が、5バーディ・3ボギーの「70」でラウンドし、トータル11アンダーでフィニッシュ。トータル10アンダーの有村智恵を逆転し、今季2勝目、通算13勝目を飾った。

相方はいなかったけど…キメたぜ、ヅカポーズ!

2位以下に1打リードで迎えた最終18番パー5、成田美寿々は1mのパーパットを残していた。思わず手が震えたという成田だが、ボールは右に曲がりすぎてカップの右縁をかすめていく。「やっちゃった……」とプレーオフを覚悟したが、ボールはカップをなめるように右縁を転がった後に沈み、17年に続く大会2勝目を手にした。

しかし、ここまでたどり着くには、相当の紆余曲折があった。きっかけは昨年10月の8か国対抗戦となった「ULインターナショナルクラウン」だ。日本チームは予選敗退となったが、成田は自分のゴルフスタイルがまったく通用しなかった衝撃を受ける。「やっぱり高い球を打たなければいいスコアは出ない」と思い、オフに高弾道取得を目指して練習に励んだ。しかし、いざ今シーズンが始まると、風が強い大会が多く、高い球が必要ないことに気がつく。そのうち調子を崩してしまう。

「私の“必殺技”ともいえるコントロールショットと高弾道は相反する打ち方なんです。コントロールショットはクラブフェースを返さない打ち方ですが、高弾道を打つにはフェースを返さなければいけない。そこで迷いが生じたんですよね」

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