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ジャンボパター復活で重いグリーンを攻略 原英莉花の緻密な計算に基づく決断

ジャンボパター復活で重いグリーンを攻略 原英莉花の緻密な計算に基づく決断

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年7月26日 17時02分

ジャンボパター再投入が奏功 原英莉花が今季2勝目へ絶好スタート
ジャンボパター再投入が奏功 原英莉花が今季2勝目へ絶好スタート (撮影:米山聡明)
<センチュリー21レディス 初日◇26日◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6470ヤード・パー72>

「軽い熱中症のよう。は〜っとしてしまっています(笑)」と真っ赤な顔とは裏腹に、クールな判断で華麗に決めた。原英莉花が6バーディ・1ボギーの「67」と5アンダーまで伸ばし、単独首位発進を決めた。

グリーン攻略へ再投入 こちらがジャンボの贈り物【写真】

好スタートの要因は大きくて重いグリーンを攻略できたこと。1番で6mを沈めたのを皮切りに、4番でも6m、13番では10mを決めるなどロングパットがことごとく決まった。「グリーンが重たいので、下りについてもそこまでプレッシャーがなく打てています。調子が良くないショットもプレッシャーはそこまでない。気持ちよくプレーできました」。33度を超える暑さ、7.1m/sの風速でも着実にスコアを伸ばした。

また、パターを変更したことも好プレーにつながった。原がパターで悩んでいるときに、師匠であるジャンボ尾崎から送られてきたパターに戻したのである。「使うのは、ニチレイレディスのときにジャンボさんからいただいたパターと同じヘッドで太いグリップのものを投入して以来です。今大会のグリーンは大きくて重たいのでしっかりとヒットしたいと思い、再現性のある細いグリップのほうがいいと思って戻しました」。元々ニチレイで投入したのはあくまで2つ目の選択肢。パット自体が悪くなったわけではなかったからこその、再投入だった。

この判断ができたのも、開幕までにしっかりとグリーンのチェックをしたからに他ならない。試合の前々日に行われたプロアマで18ホールを確かめたが、「グリーンをしっかりと見たかった。ここのグリーンは傾斜がすごくて、正直ヤーデージブックを見ただけでは分かりません。だから自分で転がして確かめたかった」と翌日の気温32度、高温多湿の指定練習日にも18ホールのラウンドを敢行。汗だくになりながらコースを確かめた。

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