『番手ずらし』とは言葉通り本来の番手用とは異なるシャフトを入れること。例えば本来5番アイアンに入れるシャフトを6番アイアンに入れると、通常よりもやわらかいシャフトとなる。青木も元々長い番手用のシャフトを短くカットして挿している。
「硬さSとSRとRが一般的ですが、さらにそのあいだが欲しいというときに、ちょうどあいだを埋めてくれるのが番手ずらしだと思っています」(青木)
「サポートしてもらっているから私はすぐできることなのですが」、という前提の元、アマチュアにも番手ずらしをすすめる。
「意外と番手ずらしを知らない人が多いかもしれない。でも、自分の振り感とシャフトのやわらかさを突き詰めることで、お上手な方でも、もう一段上に行けると思います。ヘッドが戻ってくるタイミングとかの理想を追い求めても面白いのかなと思います。そういったときにテクニックの一つとして頭に入れておくといいのかな」
小平智もやっているというアイアンの番手ずらし。プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏がより詳しく掘り下げて解説する。